便潜血陽性

健診を受けて便潜血陽性と
言われたら…

健診を受けて便潜血陽性と言われたら…便潜血検査は、健康診断、大腸がん検診などで行われている検査です。大腸がんなどの何らかの異常によって便混じっている血液を検出できます。
この検査で陽性が出た場合、便に血液が混じっている、ということになります。便潜血検査は、おおぜいの中から異常の認められる人をふるいだす「スクリーニング検査」ではありますが、そのことがわざわいしてか、「痔だろう」「大したことないだろう」と放置してしまうケースが少なくないようです。
便潜血検査は、大腸がんの早期発見に役立つ大切な検査です。
便潜血検査で陽性だった場合には必ず、精密検査として大腸カメラ検査を受けましょう。

血便や下血との違いは?

まず「血便」は、血液が混じっていることが目で見てわかる便のこと、またはその状態のことを指します。このときの“血液”というのは、一般的に肛門・大腸など下部消化管から出た赤い血液を指します。
次に「下血」というのは、胃・十二指腸といった上部消化管からの出血が、便に混じったり肛門から出ることを指します。患部で出血してから肛門に到達するまで時間がかかるため、通常は黒っぽい色をしています。
そして、「便潜血」とは、肉眼では認められないくらいの微量な血液が便に混じっていることを指します。大腸がんだけでなく、胃がんなどの上部消化管の疾患によって、便潜血が起こることもあります。

血便・下血について
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どうせ痔だからと
放置しないでください

どうせ痔だからと放置しないでくださいインターネットが普及し、便潜血検査についてさまざまな情報が誰でも得られるようになっています。そこには、「痔でも便潜血検査が陽性になることがある」ということが書かれています。
便潜血検査で陽性の判定を受けたとき、人間の心理として、上記の情報を都合のいい方に考えてしまい「どうせ痔だから」と放置してしまうケースが少なくありません。
そのような気持ちは理解できますが、大腸がんは命に関わる病気です。実際に、便潜血検査は、大腸の進行がんの80~90%を、早期がんの約50%を発見することのできる検査です。またもちろん、それ以外の病気である可能性も存在します。
便潜血検査で陽性であった場合には、「大腸がんをはじめとする病気を早期に発見・治療できるチャンス」と捉え、必ず、大腸カメラ検査を受けてください。

便潜血陽性と出た場合の検査

便潜血検査で陽性判定が出た場合には、精密検査として、大腸カメラ検査を行います。大腸カメラ検査では、肛門から内視鏡を挿入し、大腸すべての粘膜を内視鏡カメラで直接観察し、出血・炎症・潰瘍などの有無、場所、程度を正確に把握します。また必要に応じて、組織を採取し、病理組織検査を行います。
当院では、経験と知識が豊富な消化器・内視鏡専門医である院長が大腸カメラ検査を実施します。また、ウトウトと半分眠ったような状態で楽に検査を受けていただくために鎮静剤も使用しております。
初めて大腸カメラ検査を受ける方、以前に受けた大腸カメラ検査が苦痛だったという方も、安心してご相談ください。

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)に
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便潜血陰性でも40歳を
過ぎたら大腸カメラを

便潜血検査が異常の認められる人をふるいだす「スクリーニング検査」だということは、陰性であった場合にも「大腸がんを含めた病気でないと断言できない」ということを意味します。
そのため、特に大腸がんの発症リスクが上昇し始める40歳以上の方は、たとえ便潜血検査で陰性であった場合にも、年に1度は大腸カメラ検査を受けることをおすすめします。
大腸カメラ検査では、便潜血検査とは異なり、出血のない病気も早期に発見することができます。また当院では、がん化の可能性がある大腸ポリープをその場で切除することも可能です。

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