コラム

2026.01.26

胃カメラ検査の所要時間~受付から帰宅まで完全ガイド

胃カメラ検査の所要時間~受付から帰宅まで完全ガイド

胃カメラ検査の所要時間とは?~検査時間を正しく把握しよう

胃カメラ検査を受けようと思っても、「どのくらいの時間がかかるのか」「仕事や予定は入れられるのか」など、不安に感じる方も多いでしょう。

実は、胃カメラ検査の所要時間は鎮静剤(麻酔)の使用有無や検査方法によって大きく異なります。検査自体は5〜15分程度ですが、来院から帰宅までの総所要時間は状況によって変わってきます。

当院では消化器・内視鏡専門医として、患者さんの状態や希望に合わせた検査方法をご提案しています。鎮静剤を使用した「無痛胃カメラ」も多くの方に選ばれており、「思ったより楽だった」というお声をいただいています。

今回は、胃カメラ検査にかかる時間について、受付から帰宅までの流れに沿って詳しくご説明します。検査方法による時間の違いや、スムーズに検査を受けるためのポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

胃カメラ検査の基本的な所要時間

胃カメラ検査当日の来院からお帰りまでの時間は、大きく分けて以下の要素で変わります。

  • 鎮静剤(麻酔)の使用有無
  • 経口か経鼻かの検査方法
  • 初診か再診か
  • 検査中に組織採取(生検)を行うかどうか

一般的な目安として、鎮静剤なしの場合は来院から帰宅まで約20〜30分程度、鎮静剤を使用する場合は約45〜60分程度、最大で2時間程度の滞在時間を見込んでおく必要があります。

初めて受診される方は、検査前の説明や問診にも時間がかかりますので、さらに10〜30分ほど余裕を持ってお越しいただくとよいでしょう。

どう思いますか?意外と短時間で終わると感じませんか?

胃カメラ検査の流れと各ステップの所要時間

胃カメラ検査の全体の流れを時間とともに見ていきましょう。検査方法によって異なる部分もありますが、基本的な流れは共通しています。

1. 受付・問診(約5〜10分)

まず来院されたら、受付で診察券や保険証を提示します。初診の方は問診票の記入が必要です。

当院では待ち時間と滞在時間の短縮に取り組んでおり、電話予約とWEB予約を導入しています。事前に予約をしていただくと、待ち時間を大幅に減らすことができます。

また、アプリ決済やクレジットカード、電子決済にも対応していますので、会計の際もスムーズに済ませることが可能です。

2. 検査前の説明と準備(約10〜15分)

医師による検査前の説明があります。ここで検査方法(経口か経鼻か)や鎮静剤の使用有無について相談し、決定します。

その後、消泡剤を飲んでいただきます。これは胃の中の泡を除去し、より鮮明に胃の粘膜を観察するためのものです。

経口胃カメラの場合は喉の麻酔を、経鼻胃カメラの場合は鼻の麻酔を行います。麻酔が効くまで数分間待ちます。

3. 検査の実施(約5〜15分)

実際の胃カメラ検査は、多くの場合5〜15分程度で終了します。鎮静剤を使用する場合は、まず点滴の準備に2〜3分、鎮静剤を注入してから効果が出るまで2〜3分ほど待ちます。

鎮静剤を使用すると、半分眠ったような状態になるため、検査中の苦痛や不安感が大幅に軽減されます。当院では高性能な拡大内視鏡を導入しており、大学病院に劣らない精度で早期の病変発見が可能です。

経鼻胃カメラは経口よりもスコープが細いため、挿入に慎重を要したり、胃の中を洗浄する水の出し入れに時間がかかったりするため、若干時間がかかる傾向があります。

検査中に異常が見つかった場合は、その場で組織を採取(生検)することがあります。この場合、検査時間が少し延びることがあります。

鎮静剤の有無による所要時間の違い

胃カメラ検査の所要時間は、鎮静剤(麻酔)を使用するかどうかで大きく変わります。それぞれの特徴と所要時間の違いを詳しく見ていきましょう。

鎮静剤なしの場合(約20〜30分)

鎮静剤を使用しない場合の胃カメラ検査は、準備から検査後の休憩まで含めても比較的短時間で終わります。

  • 受付・問診:約5〜10分
  • 検査前の説明と準備(喉の麻酔など):約10分
  • 内視鏡挿入から観察終了まで:約5〜15分
  • 終了後の身支度や医師からの説明:約5〜10分

トータルで20〜30分程度で帰宅可能なケースもあります。検査後すぐに運転や仕事に戻ることも可能です。

ただし、鎮静剤を使用しない場合は、検査中に不快感や嘔吐反射を感じる方もいらっしゃいます。以前に胃カメラを受けて辛かった経験のある方は、鎮静剤の使用をご検討ください。

鎮静剤ありの場合(約45〜60分、最大2時間)

鎮静剤を使用する場合は、検査中の苦痛が大幅に軽減される反面、前後の準備と休憩の時間が多めに必要です。

  • 受付・問診:約5〜10分
  • 検査前の説明と準備(喉の麻酔など):約10分
  • 点滴の準備:約2〜3分
  • 鎮静剤注入から効果発現まで:約2〜3分
  • 内視鏡挿入から観察終了まで:約5〜15分
  • 検査後の回復・休憩:約15〜30分(クリニックによっては1時間程度)
  • 医師からの結果説明:約5〜10分

鎮静剤を使用した場合の来院から帰宅までの合計時間は、約45〜60分程度、最大で2時間程度見込んでおく必要があります。

当院では「無痛胃カメラ」として、鎮静剤を使用した検査を多くの患者さんに選んでいただいています。半分眠ったような状態で検査を受けられるため、「あっという間に終わった」「全く苦しくなかった」という声をよくいただきます。

 

鎮静剤を使えば胃カメラの苦痛はほとんど感じません。検査への恐怖感が胃カメラ回避の最大の障壁です。その恐怖を取り除くことが、早期発見・早期治療への第一歩なのです。

 

検査後の注意点と帰宅までの時間

胃カメラ検査が終わった後も、いくつか注意点があります。特に鎮静剤を使用した場合は、安全に帰宅できるようにしっかりと休息をとることが大切です。

鎮静剤なしの場合の注意点

鎮静剤を使用しなかった場合でも、喉の麻酔が効いている間(約30分程度)は、飲食を控える必要があります。麻酔が効いている状態で飲食すると、誤嚥の危険性があるためです。

検査後に喉の違和感が残ることがありますが、通常は数時間で改善します。検査当日は刺激物の摂取を控え、喉に優しい食事を心がけましょう。

鎮静剤を使用しない場合は、検査後すぐに運転や仕事に戻ることが可能です。ただし、初めて検査を受ける方は、体調の変化に備えて、可能であれば無理のないスケジュールを組むことをお勧めします。

鎮静剤ありの場合の注意点と回復時間

鎮静剤を使用した場合は、検査後に回復室で15〜30分ほど、クリニックによっては1時間程度横になって休む必要があります。鎮静剤の効果がしっかり醒めてから、医師の結果説明を受けます。

鎮静剤の効果は個人差がありますが、通常は投与後30分〜1時間程度で意識がはっきりしてきます。ただし、完全に効果が切れるまでには数時間かかることもあります。

そのため、鎮静剤を使用した場合は、当日の車やバイクの運転、重要な契約や判断を要する業務、危険を伴う作業などは避けてください。可能であれば、ご家族やご友人に付き添ってもらうことをお勧めします。

当院では患者さんの安全を第一に考え、鎮静剤の使用後は十分な回復時間を確保しています。「もう大丈夫」と感じても、医師の判断があるまでは無理に帰宅せず、しっかり休息をとりましょう。

検査後に強い痛みや出血などの異常を感じた場合は、すぐに医師にお伝えください。

スムーズに胃カメラ検査を受けるためのポイント

胃カメラ検査をより短時間で、スムーズに受けるためのポイントをご紹介します。事前の準備と心構えで、検査の負担を軽減しましょう。

検査前日からの準備

胃カメラ検査の前日は、午後8時以降の食事は控えてください。水やお茶、スポーツ飲料などの透明な飲み物は検査当日も飲んでいただけます。むしろ、適度な水分摂取は胃の中をきれいにするのに役立ちます。

検査当日の朝は絶食が基本ですが、常用している薬(血圧薬や心臓の薬など)は、少量の水で服用していただいて構いません。ただし、糖尿病のお薬については医師の指示に従ってください。

アルコールは検査前日から控えていただくと、より鮮明な画像が得られます。

当日の心構えとリラックス方法

胃カメラ検査で最も大切なのは、リラックスすることです。緊張すると喉の反射が強くなり、検査が難しくなることがあります。

深呼吸をしたり、検査中は鼻から息を吸って口から吐くことを意識したりすると、リラックスしやすくなります。また、医師や看護師の指示に従い、力を抜いて検査を受けることも大切です。

当院では患者さんの不安を和らげるため、検査前の説明を丁寧に行っています。わからないことや不安なことがあれば、遠慮なくお尋ねください。

予約システムの活用

当院では電話予約とWEB予約を導入しており、待ち時間の短縮に努めています。特に胃カメラ検査は予約制となっていますので、事前に予約をしていただくとスムーズです。

また、初診当日の検査や土曜日の検査にも対応していますので、お仕事で平日が忙しい方でも受診しやすい環境を整えています。

検査に関するご質問やご不安な点があれば、予約時にお伝えいただくと、当日の説明がよりスムーズになります。

まとめ:安心して胃カメラ検査を受けるために

胃カメラ検査の所要時間は、鎮静剤の使用有無や検査方法によって異なりますが、一般的には以下の通りです。

  • 鎮静剤なしの場合:来院から帰宅まで約20〜30分
  • 鎮静剤ありの場合:来院から帰宅まで約45〜60分(最大2時間)

検査自体は5〜15分程度と短時間ですが、準備や検査後の休息を含めると上記の時間が必要になります。特に鎮静剤を使用した場合は、安全のために十分な回復時間を確保することが大切です。

当院では「辛い・苦しい」というイメージがある内視鏡検査を「より気軽に」「よりスピーディーに」そして安心して受けられるよう工夫を重ねています。鎮静剤を使用した無痛胃カメラや、高性能な拡大内視鏡による精密検査など、患者さんの負担を軽減しながら、高精度な検査を提供しています。

胃カメラ検査は、胃がんをはじめとする消化器疾患の早期発見・早期治療に非常に重要な検査です。少しでも気になる症状がある方、50歳を迎えて健康管理に気を配りたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

検査への不安や疑問がある方も、お気軽に当院までお問い合わせください。消化器・内視鏡専門医として、皆さまの健康をサポートいたします。

詳しい情報や予約については、石川消化器内科内視鏡クリニックのウェブサイトをご覧いただくか、お電話でお問い合わせください。

著者情報

石川消化器内科・内視鏡クリニック
院長 石川 嶺 (いしかわ れい)

経歴

平成24年 近畿大学医学部医学科卒業
平成24年 和歌山県立医科大学臨床研修センター
平成26年 名古屋セントラル病院(旧JR東海病院)消化器内科
平成29年 近畿大学病院 消化器内科医局
令和4年11月2日 石川消化器内科内視鏡クリニック開院

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