コラム

2026.02.13

胃カメラと大腸カメラは同日受診可能!メリットと予約のコツを徹底解説

「胃カメラと大腸カメラを同じ日に受けられたら、時間も手間も省けるのに・・・」

そう感じたことはありませんか?

実は、胃カメラと大腸カメラの同日検査は可能です。忙しい日常の中で、何度も医療機関に足を運ぶ負担を減らせるだけでなく、食事制限や検査前の準備も一度で済ませられるため、多くの患者様にとって大きなメリットがあります。

この記事では、内視鏡専門医の視点から、胃カメラと大腸カメラを同日に受けるメリット、注意点、予約時のポイント、そして検査の流れまでを詳しく解説します。初めて同日検査を検討される方も、以前の検査で苦しい経験をされた方も、安心して検査を受けていただけるよう、実践的な情報をお届けします。

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胃カメラと大腸カメラは同日に受けられます

結論から申し上げますと、胃カメラ(胃内視鏡検査)と大腸カメラ(大腸内視鏡検査)は同じ日に受けることが可能です。

これは特別な検査方法ではありません。多くの医療機関で実施されている検査方法であり、適切な設備と専門的な技術を持つ施設であれば対応可能です。

ただし、すべての医療機関で実施できるわけではないため、事前の確認が必要となります。

同日検査の基本的な流れ

同日検査では、まず胃カメラ検査を行い、その後すぐに大腸カメラ検査を実施します。

検査の順番は医療機関によって異なる場合もありますが、一般的には胃カメラを先に行うケースが多いです。これは、大腸カメラ検査の前処置(下剤の服用)が胃の中を空にする効果も持つため、効率的に両方の検査を行えるからです。

検査台に横になったまま、胃カメラ検査が終了した後、そのまま体勢を変えて大腸カメラ検査に移行します。鎮静剤を使用している場合は、ウトウトした状態のまま両方の検査を受けられるため、患者様の負担を最小限に抑えられます。

同日検査が可能な理由

胃カメラと大腸カメラは、検査の準備や流れに多くの共通点があります。

どちらも消化管の内部を観察する検査であり、食事制限や鎮静剤の使用、検査後の休憩といったプロセスが重なります。この共通性を活かすことで、一度の来院で両方の検査を効率的に実施できるのです。

また、最新の内視鏡機器と専門的な技術を持つ医師であれば、両方の検査を安全かつスムーズに行うことが可能です。当院では、日本内視鏡学会認定の内視鏡専門医が、オリンパス社製の最上位機種「EVIS X1」を使用して検査を行っており、高い精度と安全性を確保しています。

同日検査の3つの大きなメリット

胃カメラと大腸カメラを同日に受けることで、患者様にとって多くのメリットがあります。ここでは、特に重要な3つのメリットについて詳しく解説します。

時間的・経済的な負担が大幅に軽減される

最も大きなメリットは、通院回数を減らせることです。

通常、胃カメラと大腸カメラを別々に受ける場合、それぞれに事前診察、検査当日、結果説明と、最大で6回の通院が必要になることがあります。同日検査であれば、これを2〜3回程度に抑えられます。

仕事や家庭の都合で何度も休みを取ることが難しい方にとって、この時間的負担の軽減は非常に大きな意味を持ちます。また、交通費や駐車場代などの経済的負担も削減できます。

食事制限が一度で済む

内視鏡検査では、検査前日からの食事制限が必要です。

胃カメラでは朝食を抜く必要があり、大腸カメラでは前日から繊維の少ない食事に制限し、当日は下剤を服用します。これらの準備を2回行うのは、想像以上に大変なものです。

同日検査であれば、この食事制限を一度で済ませられます。特に大腸カメラの前処置は胃の中も空にするため、両方の検査を同時に行う準備が整います。日常生活への影響を最小限に抑えられる点は、多くの患者様から高く評価されています。

検査に伴う心理的負担が減る

検査台に上がる緊張感は、慣れている方でも感じるものです。

点滴を受ける際の針の痛みや、検査前の不安な気持ちを2回経験するよりも、1回で済ませられる方が精神的な負担は軽くなります。特に、以前の検査で苦しい経験をされた方にとって、検査回数を減らせることは大きな安心材料となります。

また、鎮静剤を使用する場合、当日は車やバイクの運転ができなくなりますが、同日検査であればこの制限も1日で済みます。付き添いの方の負担も軽減できる点も見逃せないメリットです。

同日検査を受ける際の注意点

メリットが多い同日検査ですが、いくつか注意すべき点もあります。事前に理解しておくことで、より安心して検査を受けていただけます。

鎮静剤の使用が推奨される

同日検査では、鎮静剤を使用することを強くお勧めします。

鎮静剤なしで胃カメラを受けると、嘔吐反射が強く出る方がいらっしゃいます。この状態で大腸カメラ検査に移行すると、お腹にガスが溜まりやすくなり、検査が困難になる可能性があります。

また、検査時間が通常より長くなるため、鎮静剤を使用してリラックスした状態で検査を受けていただく方が、患者様の負担を軽減できます。当院では、患者様の体格や既往歴を考慮して、適切な量の鎮静剤を使用し、安全に配慮した検査を行っています。

使用する鎮静剤の量について

単独の検査と比較すると、同日検査では鎮静剤の使用量が増える場合があります。

これは検査時間が長くなるため、途中で鎮静効果が薄れてきた場合に追加投与が必要になることがあるためです。ただし、適切に管理された鎮静剤の使用は安全性が高く、検査後のリカバリールームでの休憩時間を十分に取ることで、安全に帰宅していただけます。

保険適応について

内視鏡検査は、症状がある場合や医師からの定期検査の指示がある場合に保険適応となります。

無症状の方が予防目的で検査を受ける場合は、自費診療となることがあります。また、地域によっては胃カメラと大腸カメラの同日検査が保険診療で認められない場合もあるため、事前に医療機関に確認することをお勧めします。

症状がある方であれば保険診療で同日検査を受けていただけます。詳細については、予約時にお気軽にご相談ください。

実施できる医療機関が限られる

同日検査は、専門的な内視鏡技術と設備を完備した医療機関でのみ実施可能です。

内視鏡専門医が常駐し、リカバリールームなどの環境が整った施設に限られます。そのため、すべての医療機関で受けられるわけではありません。事前に対応可能な医療機関を調べ、予約時に同日検査を希望する旨を伝えることが重要です。

同日検査の詳しい流れと準備

実際に同日検査を受ける際の流れを、時系列に沿って詳しく説明します。

検査前日の準備

前日は、繊維の少ない食事を摂っていただきます。夕食は20時頃までに済ませてください。

何を食べればよいか不安な方には、検査食もご用意しています。就寝前には、指定された下剤を服用していただきます。この段階での準備が、翌日の検査の質を左右します。

不明な点があれば、事前に医療機関に確認することをお勧めします。

検査当日の朝の準備

朝8時頃から、自宅で下剤を服用していただきます。約2リットルの下剤を、指示された時間をかけて飲んでいただきます。

12時頃までにお通じがきれいになることを目指します。便の色が透明に近い黄色になったら、準備完了のサインです。お通じがきれいにならない場合や、体調に不安がある場合は、すぐに医療機関に連絡してください。

来院後の流れ

指定された時間に来院していただき、受付を済ませます。検査着に着替えていただいた後、検査室に入室します。

生体モニターを装着し、鎮静剤を投与してから検査を開始します。

胃カメラ検査

ウトウトした状態で、胃カメラ検査を行います。食道、胃、十二指腸を丁寧に観察し、必要に応じて組織検査(生検)も実施します。

検査時間は通常5〜10分程度です。

大腸カメラ検査

胃カメラ終了後、検査台に寝たまま速やかに大腸カメラ検査に移行します。盲腸まで内視鏡を挿入した後、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸としっかりと観察します。

ポリープが見つかった場合は、その場で切除することも可能です。検査時間は15〜30分程度です。

検査後の休憩と結果説明

検査終了後は、鎮静剤の効果を拮抗する薬を投与し、リカバリールームで30分程度お休みいただきます。鎮静剤の効果が切れてきたら、着替えていただき、医師から検査結果の説明を受けます。

生検やポリープ切除を行った場合は、後日病理結果の説明があるため、再診予約を取って帰宅していただきます。

予約時のコツと確認すべきポイント

同日検査をスムーズに受けるためには、予約時の確認が重要です。

事前に確認すべき項目

予約時には、以下の点を必ず確認してください。

  • 同日検査に対応しているか – すべての医療機関で実施できるわけではありません
  • 内視鏡専門医が担当するか – 専門医による検査は精度と安全性が高まります
  • 鎮静剤の使用が可能か – 同日検査では鎮静剤の使用が推奨されます
  • リカバリールームがあるか – 検査後の休憩に必要な設備です
  • 保険適応の条件 – 症状の有無や地域によって異なります

予約方法と準備

多くの医療機関では、電話またはWebからの予約が可能です。当院では、24時間対応のWeb予約システムをご用意しています。

大腸カメラの予約フォームから、胃カメラも同時に希望する旨をチェックしていただくことで、同日検査の予約が可能です。予約後は、事前のWeb問診にご協力いただくと、当日の診察や検査がスムーズに進行します。

キャンセルポリシーの確認

内視鏡検査の予約変更やキャンセルには、期限が設けられている場合があります。一般的には、検査の4日前までの連絡が必要です。

やむを得ない事情で変更が必要な場合は、できるだけ早めに医療機関に連絡することをお勧めします。

同日検査を安全に受けるための条件

すべての方が同日検査を受けられるわけではありません。安全を最優先するため、以下に該当する方は別日での検査をお勧めする場合があります。

高齢の方や基礎疾患のある方

ご高齢の方や、心臓病、呼吸器疾患などの基礎疾患をお持ちの方は、検査時間が長くなることで体への負担が増える可能性があります。主治医と相談の上、別日での検査を検討することもあります。

ただし、個々の状態によって判断が異なりますので、まずはご相談ください。

過去に検査で強い苦痛を感じた方

以前の内視鏡検査で非常に苦しい思いをされた方は、まず単独の検査で鎮静剤の効果を確認してから、同日検査を検討することをお勧めします。

当院では、患者様の不安を軽減するため、事前に十分なカウンセリングを行い、最適な検査方法をご提案しています。

体重制限について

安全面の理由から、体重が一定以上の方は検査をお受けいただけない場合があります。これは検査台の耐荷重や鎮静剤の投与量の管理に関わる重要な要素です。

詳細については、予約時にご確認ください。

よくある質問と回答

患者様からよくいただく質問にお答えします。

検査は痛いですか?

鎮静剤を使用することで、ほとんど痛みを感じることなく検査を受けていただけます。「気づいたら終わっていた」という感想を多くの患者様からいただいています。

当院では、豊富な経験を持つ内視鏡専門医が、丁寧で迅速な検査を行っています。

検査後はすぐに帰れますか?

鎮静剤を使用した場合、リカバリールームで30分程度お休みいただいた後、医師の結果説明を受けてから帰宅していただきます。当日は車やバイクの運転ができませんので、公共交通機関をご利用いただくか、ご家族の送迎をお願いします。

検査後は食事できますか?

胃カメラのみの場合は、検査後1時間程度で食事が可能です。大腸カメラでポリープ切除を行った場合は、当日は消化の良い食事を摂っていただき、飲酒や激しい運動は控えていただく必要があります。

詳しい食事制限については、検査後に医師から説明いたします。

どのくらいの時間がかかりますか?

検査自体は20〜30分程度ですが、準備や検査後の休憩を含めると、来院から帰宅まで2〜3時間程度を見込んでいただくとよいでしょう。

当日の持ち物は何が必要ですか?

保険証、診察券(再診の方)、お薬手帳、検査費用をご持参ください。当院では、現金のほか、クレジットカードや電子マネーでのお支払いにも対応しています。

当院での同日検査の特徴

石川消化器内科内視鏡クリニックでは、患者様に安心して検査を受けていただけるよう、万全の体制を整えています。

日本内視鏡学会認定の内視鏡専門医による検査

当院のすべての内視鏡検査は、日本内視鏡学会より認定された内視鏡専門医が担当します。豊富な経験と専門知識を持つ医師が、見落としのない丁寧で迅速な検査を行い、患者様の健康と安心をお守りします。

最新の内視鏡システムによる高精度診断

オリンパス社製の最上位機種「EVIS X1」を導入しています。NBI(狭帯域光法)、RDI(赤色光観察)、EDOF(被写界深度拡大技術)といった先端技術により、がんなどの病変の早期発見に大いに貢献します。

大学病院に劣らない正確な診断を提供できます。

苦痛を最小限に抑える鎮静剤の使用

初めての方でも安心していただけるよう、ウトウトと半分眠ったような状態になる鎮静剤をご用意しています。患者様の既往歴や体格を考慮して、適切な量を投与し、安全に配慮した検査を行います。

充実したアフターフォロー体制

検査後、精密検査や入院治療が必要になった場合は、速やかに高度医療機関と連携します。「検査の受けっぱなし」で終わることなく、必要な医療がお届けできるよう万全のフォローをいたします。

まとめ:同日検査で効率的に健康管理を

胃カメラと大腸カメラの同日検査は、時間的・経済的負担を軽減し、効率的に消化器の健康状態を確認できる優れた方法です。忙しい日常の中で、何度も医療機関に足を運ぶ負担を減らせるだけでなく、食事制限や検査前の準備も一度で済ませられます。

鎮静剤を使用することで、苦痛を最小限に抑えながら、両方の検査を安全に受けていただけます。

ただし、同日検査はすべての方に適しているわけではありません。ご高齢の方や基礎疾患をお持ちの方は、安全を最優先し、別日での検査を検討する場合もあります。また、実施できる医療機関が限られているため、事前の確認と予約が重要です。

当院では、内視鏡専門医が最新の内視鏡システムを使用し、高精度で安全な検査を提供しています。患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な検査方法をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

胃がんや大腸がんは、早期発見が何よりも重要です。定期的な検査で、ご自身の健康、そしてご家族の安心を守りましょう。

胃カメラと大腸カメラの同日検査について、詳しくは石川消化器内科内視鏡クリニックまでお問い合わせください。Web予約は24時間受付中です。

著者情報

石川消化器内科・内視鏡クリニック
院長 石川 嶺 (いしかわ れい)

経歴

平成24年 近畿大学医学部医学科卒業
平成24年 和歌山県立医科大学臨床研修センター
平成26年 名古屋セントラル病院(旧JR東海病院)消化器内科
平成29年 近畿大学病院 消化器内科医局
令和4年11月2日 石川消化器内科内視鏡クリニック開院

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